【特別対談:吉田直人CEO ✕ 樹林伸(jobtribes ストーリー原作)】

2019.08.08

■「Digital Entertainment Asset」に込めた想い

樹林:
吉田さんがCEOに就任したのはどんな会社なんでしょうか?

吉田:
会社の名前が「Digital Entertainment Asset Pte. Ltd.」

「デジタルデータにいかに価値をもたらすか」という想いが込められています。
これからは、デジタルデータが価値を持つ時代。
その時に、マンガ、キャラクター、アートなどエンターテイメントに特化した形で
ゲームを通じて世界に広げるという事業を行う会社です。
日本で起業するという選択肢も考えたが、シンガポールを選びました。
それは、最初から日本語、英語、中国語のマーケットに僕らのデジタル・アセット、ゲームを出していこうと思ったから。
「世界で戦う」ことを決めている。

樹林:
それ、大きいと思いますよ。
例えば僕のマンガ「神の雫」は世界での売上の方が大きい。(注釈:総発行部数 1000万部超、海外での売れ行きは600万部以上)
マンガ、ゲーム、アニメーションを作る時は最初から「海外で当てるんだ」という意識を持って始めることが大事。

■「Digital Entertainment Asset」遥かな目標

樹林:
DEA社はどのくらいの規模の会社を目指している?

吉田:
Googleさん、Facebookさんを目指していきたい。
Googleが「Stadia」というクラウド型のゲームサービスを開始したり、
Facebookが独自の暗号資産「Libra」リブラをつくったり。
世界はそういう方向へ動いている。
ユーザー目標は20億人!

樹林:
すごいですね そのスケールは!

吉田:
日本における超大手の会社さんはブロックチェーン事業はなかなかやりづらい。

ベンチャーとして、大手の方が様子を見ている間に暴走してみようかなと(笑

※他にも同世代の2人の対談は大盛り上がり。
この様子はjobtribes公式YouTubeチャンネルで視聴可能です。

ープロフィールー

CEO 吉田 直人(Naohito Yoshida)

雑誌編集業から28歳でゲーム・アニメの会社グラムスを立ち上げる。
デジタルアニメの黎明期にいち早く参入するも、32歳で癌を発症。
34歳で会社倒産、個人も自己破産するが、再起し
人材事業・コンテンツ事業・メディア アドテク事業で計3社の上場企業を設立。
現在は東証マザーズ上場 株式会社イオレ取締役会長を兼務。
ブロックチェーンの発達でエンターテイメント業界が激変すると確信し20年ぶりにエンタメ事業へ復帰。

■吉田直人 ゲーム市場での過去の取り組みについては
こちらの記事をご覧ください。
(4Gamer.net)https://www.4gamer.net/games/452/G045232/20190723063/

樹林伸(漫画原作者、小説家、脚本家)

『金田一少年の事件簿』、『探偵学園Q』(天城征丸名義)
『サイコメトラーEiji』、『クニミツの政』、『シバトラ』(安童夕馬名義)
『GetBackers-奪還屋』(青樹祐夜名義)
『神の雫』(亜樹 直名義)
『ファイヤーエンブレムif』(ストーリー原案)